K10Dファーストインプレッション

ステージ撮影で2日間使ってみた上での個人的感想。ほぼ全てjpeg撮影。まだ取説を読んでいませんが*1*ist D*ist DSK100Dの両方の機種を使った人なら読まなくても使えるはず。

レリーズ
ペンタックスフォーラムに有った試作機では半押しの感触がフェザータッチに近かった事と比べると、ストロークが増えたのが残念。像消失時間は相変わらず長いが切れは悪くない。
ISO感度
ISO400は不満なく常用可能。ISO800まではライブ撮影なら抵抗無く使える。ISO1600は*ist Dより良いノイズが少なく解像感があると思う。ISO1600は夕暮れ以降のフットサル撮影でしか使ったことが無いので、K100Dでは使った経験無し。
バッテリー
2個装填、バッテリーグリップ側優先の設定で使用。1100枚程度撮影した時点でゲージが1個消えた。ライブ2回廻しとか撮影会4部通しだと2セット(4個)とは言わないまでも、バッテリーグリップ側のみ交換として3個は必要かも。
ホワイトバランス
撮影した画像で変化を確認しながらWBの選択・微調整が出来るのは、jpeg撮影主体のスタイルだと重宝。微調整はAWBでも可能。LCDモニターのカラーキャリブレーションの問題が存在するのは確かですが、これは便利。昨年のGWにペンタックスフォーラムに設けられた「設計者との対話コーナー」で、「AWBが上手く決まった時に、撮影した画像のWB情報をマニュアルWBに登録できないか」等々を話し込んだ事を思い出したり。この時はWBの話ばかりしていたら「レンズの要望は無いんですか?」と言われましたね(笑)。
AF
合焦速度は速くなっているので超音波モーター内蔵のDA☆が楽しみですが、一度外すと迷う傾向はまだ有る。エプロン部左側にあるAF/MF切替レバーは、AF-Sにセットするとレバーの先端がエプロン面より少し飛び出す為に気付かないうちにレバー先端を押してAF-Cに切り替わっている事があるのが難点。まぁ、AFロックが効かなくなるので気付きはしますけど…。
RAWボタン
「1ショット限り」では無く「再度押すまで有効」に設定していますが、画像を再生するとキャンセルされるのが難点。これはファームアップで改善して欲しいところ。
ファインダー
露出インジケーターは右サイドに縦長に付いていた方が「上方向が+、下方向が-」で直感的にわかり易いと思う。
露出補正
マニュアル露出時に露出補正が使えなくなったのが難点。ハイパーマニュアルは時間無制限のAEロックとして利用することが出来るのもメリットなんですが、「スポット測光&露出補正」にしておいて「必要な時だけグリーンボタンを押して顔の露出を測りながら撮る」と言う使い方が出来なくなるのは不便。
ストロボ
ペンタのAF機ではストロボ撮影時に露出補正操作をすると調光補正が出来ましたが、K10Dでは不可能に。K10DはP-TTLのみ対応で、従来のTTLには非対応。P-TTL対応の純正外部ストロボは全てストロボ側で調光補正可能なので不要と言う判断か? 露出補正操作によるストロボ調光はAEの出目に影響を与えるのでユーザーが混乱するのを防ぐという配慮かも。内蔵ストロボはどうするのかと思ったら、Fnボタンを押してストロボモードを選ぶと1/2段刻みで-2〜+1の範囲で選択可能なので、ボディ側での調光補正が出来なくなった訳ではない。文句を書いてますが、「P-TTL対応の外部ストロボを所有」「マニュアル調光がメイン」の自分には影響無し。内蔵ストロボのマニュアル調光(パワーレシオ選択)が出来ると個人的には嬉しい。
露出モードダイヤル
シーンモードの絵文字が無いのは、気分的に良い(笑)

*1:普段は最初に取説に目を通すタイプ