*ist DS%CEATEC JAPAN 2004「SDパビリオン」

SDパビリオンで*ist DSを触れるとのことで、早速移動。RAWの書込速度を確認したかったがSDカードが入っていなかったので係員に確認すると、カードを入れては駄目との事。
触ってみた感想は…

1ダイヤル操作

やっぱりAvボタンを押しながらのダイヤル操作は辛い。特に右手を下にして縦位置で構えた場合。カスタムファンクションで「P・Mモード時、ダイヤルのデフォルトをAv・Tvのどちらにするか」が選択可能、「レリーズボタン脇のAvボタンが、Z-20/50等のようなAv/Tv切替ボタン」だと個人的には使い易いかも。
Mモード時にAE-Lボタンを押すと「K・Mレンズは絞込み測光」、「A以降のレンズはプログラムライン上にシフト」の擬似ハイパーマニュアルが可能。*ist DSのダイヤルは通常時はTv設定用で、レリーズボタン脇のAvボタンを押している間だけAv設定用に変わる仕組みなので、Mモード・A以降のレンズ装着時に「AE-Lボタンを押すとTv保持・Avシフト」「Avボタンを押しながらAE-Lボタンを押すとAv保持・Tvシフト」ができたらねぇ。尤もZ-20/50等と同様の、「ダイヤルがTv時にAE-Lボタンを押すとTv保持・Avシフト」「ダイヤルがAv時にAE-Lボタンを押すとAv保持・Tvシフト」の方が使い易いけど。

調光補正

ボディでの調光補正が出来なかった*ist Dは、ファームアップにより従来のペンタ機と同様に「ストロボ使用時の露出補正操作で、調光補正」*1が可能になりました。
Avボタンが露出補正ボタンを兼ねている*ist DSでは、メニューから調光補正が可能に。ペンタックスが想定しているであろう*ist DSユーザーは、調光補正・露出補正兼用ではパニックになりかねないだろうし。P-TTL対応の唯一の純正ストロボ「AF360FGZ」はストロボ側で調光補正が可能なので、*ist DSでは重要度は低いかも。メニューに入っていては使い辛いし、上級機ではファインダーから目を離さず操作できる調光補正ボタンが欲しい。

Fnボタン+カーソルキー

Optio550では自由に機能が割り当てられて快適だったので、*ist Dにも欲しかった操作方法。Optio550では「左手でFnボタンを押しながら、右手でカーソル操作」でしたが、*ist DSでは「Fnボタンを押してからカーソル操作」に変更されたので右手のみで設定可能。長玉を付けているとレンズを支える左手は使えないし、こっちの方がありがたい。
キーの4方向に割り当てられているのは、WB・ISO感度・ドライブ・ストロボ。…ドライブ・ストロボよりも、測光パターン・測距方法(中央一点・オート等)の方が即応性が求められると思うんですが。上級機ではカスタムファンクションで自由に割り当てられると嬉しい。

2型液晶モニター

*ist Dより高精細・大型化されたのは良いが、軍艦部の液晶でWBモードが確認できないのは個人的に辛い。背面モニターを使えないシチュエーションが結構多いので(苦笑)。

総評

露出コントロールを除けばインターフェイスはかなり改善されているので、画質処理も進化している模様だし御買い得だとは思います。ただ、「*ist Dの後継機種」ではないのは確かでしょうねぇ。

*1:同時に調光補正もかかっていて、露出インジケーターは露出補正を反映した値になっている。Mモードでも同様なので注意が必要。