PENTAX *ist DS
買った人の物や展示品を弄ってみて気付いた事の備忘録。
長所は…
- 書き込みが早い
- 10MB/sクラスのSDカードであれば、RAWは3秒程度、JPEG最高画質は1秒程度で書き込んでいくのでかなり快適。RAWの書き込みに8秒ほどかかる*ist Dと比べれば、RAWがはるかに実用的。
- Fnボタン
- 左手でFnボタンを押しながら右手でカーソルキーを操作するOptio550系よりも進化。Fnボタンを押してからカーソルキーを操作するので、右手だけで完結。十字カーソルの4方向に割り当てられているのは、ISO感度・ドライブモード・WB・ストロボモード。Optio550系の様に割り当てる機能が編集できたらねぇ。ドライブモード・ストロボモードよりも、測距点(中央1点・選択・自動)・露出モードの方が即応性を要求されると思いますが。
- 2型LCD
- 高精細で良い。
- バッファ残量表示
- レリーズボタン半押し状態だと、ファインダー内で確認できるのは良い。
短所は…
- AF-Cを任意に選べない
- 動体モードにすればAF-Cになりますが、マニュアル露出と組み合わせて使えないのが辛い。Z-1Pでネガで撮っていた頃は「露出アンダーを避けてオーバー目に」だけ心掛けて撮ってましたが、ダイナミックレンジが狭いデジではそんな大雑把な撮り方ではお話にならないですねぇ。常用はAF-S(not超音波)ですが、フットサルを撮る時にはAF-Cを使うことがあるので、チョット気になる。
- 露出バーグラフが無い
- 数値表示だと直感的にわかり辛い。
- グリップしづらい
- これは人によりけりですね。小指をかけやすいようにグリップ下部がマウント側にカーブしていますが、私の場合は小指をかけてしまうと手が窮屈。かといって、小指をボディー底面に沿わせようとすると、薬指がカーブしている部分に掛かっているために、小指と薬指の間が開いて違和感を感じる。*ist Dのようにグリップ部がストレートになっている方が、小指をボディー底面に沿わせ易い。
どちらとも決め辛い点は…
- SDカード
- 昨今SDカードの価格が急落してCFとの価格差が小さくなったので、価格的な優劣は無いといっても良い感じですが、まだ容量が小さい(2GBまで)点とMDが使えない点が気になる。
- 調光補正
- メニューに入っていては使い辛い。P-TTL対応の純正ストロボAF360FGZであればストロボ側で調光補正可能。そもそもTTLで撮るより、マニュアル調光のほうが発光量が固定できる上に、何よりも連写が効くのがありがたいので、内蔵ストロボがマニュアル調光できる方がうれしい。
このボディーが10万円以下で買えるのは十分安いと思いますが、自分が*ist Dから買い換える気になるかというと…上級機待ちですね。昨年の浦野社長の発言に期待したいところですが…。